【高齢の親と住む】失敗しない二世帯住宅の建て方を完全解説

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介護

「二世帯住宅」は、近年注目を浴びている住宅の一つです。一つの敷地に二つの住宅を建て、親と子が同居することで、経済的メリットや介護の手間を軽減することができます。しかし、二世帯住宅を建てるにあたり、間取り設計介護計画には注意が必要です。

このブログでわかること
  • 二世帯住宅の種類
  • 二世帯住宅のメリット・デメリット
  • <プライバシー・ニオイ>間取りの注意点
  • 介護しやすい間取りとあったら便利な住宅設備

本記事では、二世帯住宅の間取り設計介護計画について、一般的な注意点から介護する親がいる場合の解説まで、プロ目線でわかりやすく解説しています。将来的なライフスタイルの変化に対応する設計についても解説しています。

この記事を書いた人

さと
さと
  • 理学療法士 回復期病院 訪問リハビリ14年 宅地建物取引士 建築・不動産営業10年
  • 福祉住環境コーディネーター 住宅の環境調整のプロ
  • 訪問リハビリでは数多くの介護環境を改善。私も二世帯住宅計画中

二世帯住宅は、親と子が同居することで、経済的なメリットだけでなく、お互いの手間を軽減することができます。しかし、間取りや設計には注意が必要です。本記事を参考に、二世帯住宅の設計についてより深く理解し、快適な共同生活を実現してください。

二世帯住宅の計画をスタート

奥さん
奥さん

二世帯住宅を建てようと思ったら、皆さんはどうしますか?

  • 夫婦で話し合う
  • 住宅展示場に行く
  • 親と相談する
  • 知り合いに二世帯住宅の話しを聞く
  • ネットで情報収集する
  • YouTubeで二世帯住宅の動画を見る
  • お金の相談がしたいからFPに教えてもらう。
さと
さと

私は、夫婦で話し合い、親に相談する前にすぐに住宅展示場に行きました。
きれいなモデルハウスがあって、テンションが上がりましたね。
来場記念の粗品もいただけてラッキーでした。


介護の親がいる場合、近くで両親を支えながら、自分の生活空間を持てるため、親世帯にも子世帯にもメリットがある住宅です。

二世帯住宅の需要とメリット

介護する親がいる場合、自宅での介護を希望するケースが多いため、二世帯住宅の需要が増えています。

2021年 国民生活基礎調査の概況
全国世帯総数5,191 万世帯中、三世代(親子孫)世帯は256.6万世帯(約4.9%)

二世帯住宅には、介護する親が安心して生活できるメリットがあります。また、親世帯が元気なあいだは、家事の分担や、共働きの子世帯の協力、それぞれの世帯の負担が軽減されることもあります。
さらに、二世帯で共同で生活することで、住宅購入や光熱費、食費などの生活費を節約することができます。

介護する親がいる場合 間取りが超重要

介護する親がいる場合の家の間取りは、「家族の暮らし」や「介護のしやすさ」に大きな影響を与えます。

2019年 国民生活基礎調査によると、要介護者のいる三世代世帯は12.6%

介護をうける親の部屋の位置や配置は非常に重要です。
介護が必要になった場合、寝室とトイレが近くにあると介護の負担が少なくなります。
トイレの介護は、一日に何回もある大変な介護です。

要介護者では「認知症」が 24.3%で最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」が 19.2%となっている。

介護に必要な設備や機能を考慮した間取りが必要です。例えば、家の中で車椅子を使用するでは、通路の幅やドアの幅を広く取る必要があります。トイレや浴室もバリアフリーの設計になっているかどうか確認することが必要です。

ストレスの主な原因と割合

介護する側のプライバシーや生活習慣も考慮する必要があります。
介護は多くに人にとってストレスになります。

同居している主な介護者の性別にみた悩みやストレスの主な原因の割合

男性女性
家族の病気や介護73.6%76.8%
自分の病気や介護33.0%27.1%
収入・家計・借金等23.9%18.7%
家族との人間関係12.1%22.4%
自由にできる時間がない14.9%20.8%
出典:平成30年 国民生活基礎調査(平成28年)の結果から グラフでみる世帯の状況

二世帯住宅の間取りは、家族のライフスタイルや、介護する親の状況に合わせて慎重に考慮する必要があります。間取りの決定前に、ストレス軽減のために家族で話し合い、必要な設備や機能、プライバシーや生活習慣などを考慮した上で、最適な間取りを検討することが重要です。

二世帯住宅の間取りの種類

二世帯住宅の間取りは、一般的に3種類に分類されています。

同居型すべて共有して、一つの家族として生活するスタイル
独立型親世帯と子世帯が、完全に分離して生活するスタイル
ハイブリッド型同居型と独立型の中間、独立しながら一部は共有する生活スタイル
さと
さと

私は、ハイブリッド型で検討しています。
ドアや間取りの工夫で、プライベート空間を大切にしたいと思っています。

同居型の二世帯住宅の特徴

共有型の間取りは、親世帯と子世帯が同じ屋根の下に住み、共有キッチン・リビング・浴室で生活ができるようになっています。一般的には、1階がLDK+水まわり+親世帯寝室、2階が子世帯という形式が多いですが、2階が親世帯、1階が子世帯という形式もあります。

両世帯の生活スタイルやライフスタイルを考慮した上で、慎重に間取りを決定する必要があります。間取りだけでなく、両世帯のルールやマナーなども決めておくことが重要です。

共有型の間取りは、介護する親がいる場合にも適した二世帯住宅の間取りのひとつです。

親世帯と子世帯が同じスペースにいるため、介護する親を支援することができます。親世帯を見守りながら生活することができます。親世帯にとって「安心感」のある間取りです。

さとる
さと

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同居型間取りのメリット

同居型間取りには、以下のようなメリットがあります。

  • 建築コストが安くなる
  • コミュニケーションがしやすい
  • 移動が短くて済むため、時間の節約になる
  • 共有スペースが広く、リビングやダイニングなどの共同利用スペースを有効活用できる
  • 親が目の届くところにいる安心感

建築コストが安くなる
同居型のメリットは、建築コストを抑えることができる点が大きいです。大きめの一軒家を建築するようなものですから。家族関係や家族の性格が同居型と相性が良ければ最善ですね。

さと
さと

二世帯住宅の建築コストは基本的に一世帯住宅よりも高いと思っておいてください。
「建築する構造」や「ハウスメーカー」によって大きく変わります。

コミュニケーションがしやすい
親子が一緒に住む家族ですから、毎日顔を合わせ一緒に食事をして楽しい日々が送れます。
子育て世代は、孫の面倒を見てもらえることや、高齢世帯では寂しさが少なくなるでしょう。

同居型間取りのデメリット

同居型間取りには以下のようなデメリットがあります。

  • プライバシーの確保が難しい
  • 生活リズムの違いがストレスになる
  • 家事分担の境界が不明確になる

プライバシーの確保が難しい
親世帯と子世帯が同じ建物に住んでいる場合、どちらかの家族が自分の部屋でゆっくり過ごしたいと思っていても、なかなかそういった時間を作ることができないかもしれません。

生活リズムの違いがストレスになる
親世帯と子世帯で生活リズムが異なる場合、うるさくて寝られない、夜更かしをされてしまう、朝早く起きられないといった問題が生じることがあります。

母

深夜の物音で目が覚めて、そのあとから眠れなくて

介護する親がいる場合は、さらに深刻な問題となり得ます。親世帯が介護を受けることになれ依存的になる場合があります。

独立型の二世帯住宅の特徴

独立型の間取りは、親世帯と子世帯の住宅を全て別に建築する二世帯住宅です。独立型の間取りは、一般的には、「左右で分離」「上下に分離」がよく用いられます。

玄関、リビング、浴室の全てを親世帯と子世帯の間取りにそれぞれ配置します。
プライバシーが守られ、顔を合わせない時間ができるメリットがあります。

独立型間取りのメリット

  • プライバシーが守られやすい
  • 生活スタイルの違いにストレスを感じにくい
  • 嫌なものを見なくてもすむ
  • 世帯の趣味に合わせた間取り、内装、設備にできる
  • 訪問サービスの利用負担が少ない
  • 一世帯になったとき転用がしやすい

お互いの生活空間が完全に分離されるため、プライバシーや自由度が高いというメリットがあります。親世帯が朝早く起きてスタートしても、子世帯がゆっくり休日の朝を迎えても、見えなければストレスを感じにくくなります。リビングの使い方や、生活用品の収納方法など見なくてもいいのは、ちょっと気が楽です。

さと
さと

訪問リハビリでは、浴室や寝室でリハビリを行うことがあります。
高齢者の転倒対策の一つは整理整頓です。

介護が必要な場合は、ヘルパーさんや親世帯の訪問サービスの利用の際に、子世帯への負担が少ない事があります。介護サービスのために他人が家に来ても、子世帯を通らずに入ることができるので助かります。

親世帯が使わなくなったところに、孫世帯や兄弟世帯が住むことができる。もちろん賃貸にすることも可能です。

奥さん
奥さん

将来は、息子(孫)が家族と一緒に住んでくれたらいいなぁ

さと
さと

権利関係で、もめない為に
土地と建物の相続人を決めておきましょう。

独立型間取りのデメリット

  • 建築コストが高い
  • 親世帯と子世帯に距離がある
  • コミュニケーションがとりにくい
  • 各部屋が小さくなる

建築コストが高い
独立型の場合、親と子どもの住まいが別々になるため、二世帯住宅の建築費用が高額になります。さらにそれぞれの設備が稼働するため、ランニングコストも高くなります。

距離が遠いため、介護に不便を感じる
独立型の場合、親と子どもの住まいが別々になるため、介護が必要になった場合には移動が大変になります。些細な事で親に呼ばれ、介護に行くときの負担が大きくなる可能性があります。

奥さん
奥さん

親世帯のリビングにいるとき、私の宅配が届くとインターホンがないからドタバタします。

コミュニケーションがとりにくい
同居型の場合、日常的に顔を合わせることができるため、コミュニケーションも比較的取りやすいです。しかし、独立型の場合は距離があるため、コミュニケーションが取りにくくなることがあります。

二世帯の玄関や部屋LDKの間取りにより、各世帯の部屋が小さくなる
土地面積や建築面積に余裕があれば問題ありません。
限られた面積で、二世帯住宅を建築する場合は、玄関や廊下など2軒分の面積が必要になります。
リビングや寝室の面積が小さくなることが考えられます。介護では、廊下やトイレが狭いと介護負担が増加する可能性があります。狭いスペースでの介護は、無理な姿勢や介護用品が使用できないケースがあります。

奥さん
奥さん

完全に分離した独立型二世帯住宅は、部屋も小さくなるかもしれない。

ハイブリッド型の二世帯住宅の特徴

ハイブリッド型の間取りは、同居型と独立型の良いところを取り入れた間取りです。
一般的には、2つの住居の間に共用部分を作ることで、親世帯と子世帯が独立した生活を送りながら、必要なときに支援し合うことができます。

介護する親がいる場合、ハイブリッド型の間取りは同居型よりも適している場合があります。介護が必要な場合には、親世帯と子世帯の間で役割分担ができます。また、プライバシーを確保するための個室を設けることができ、同居型のようなストレスを感じることがないため、共同生活がより円滑に進むことが期待できます。

さと
さと

「建築コスト」「建築会社」「間取り」「住宅設備」「介護設備」検討することはたくさんあります。
私もどんどん情報発信しますね。

ただし、ハイブリッド型は、共有型よりも広いスペースを必要とするため、土地や建物の購入費用や、維持管理費用が高くなることがあります。独立型の間取りよりもプライバシーの配慮が必要になります。

ハイブリッド型間取りのメリット

ハイブリッド型の間取りは、親世帯と子世帯の生活スタイルや価値観によって共有する部屋と共有しない部屋をとり入れることができます。

  • プライバシーの配慮がしやすい
  • 建築コストを下げることができる
  • ある程度の距離感で親を見守れる
母

適度な距離があったほうが、お互いにとって楽ね

プライバシーの配慮がしやすい
家族が別々の空間を作ることができるため、同居型よりもストレスが少なく、独立型よりもコミュニケーションがしやすいという利点があります。顔を合わせないように生活しようと思えばできるような間取りはストレスを軽減できると思います

建築コストを下げることができる
浴室やキッチンを一軒分にすれば建築コストを大きく下げることができます。浴室を一軒分にするだけでも建築コストが軽減でき、掃除の負担も減らせます。キッチンが一軒分の時は、冷蔵庫も1つになり設備費用、食料管理もしやすくなります。

ある程度の距離で親を見守れる
「着かず離れずの距離」です。共有スペースを使用している姿を見れば、体調の変化にも気付けます。ゆっくりしたい朝は、気付かれずぐっすり眠れます。

ハイブリッド型間取りのデメリット

ハイブリッド型の間取りのデメリットは、同居型と独立型の両方のデメリットがあると言えます。

  • 共有部分で失敗すると負担が増える
  • 建築コストが高くなってしまう
  • お互いに依存心ができてしまう
母

玄関の掃除は、誰がやったらいいの?

共有部分で失敗すると負担が増える
リビングを共有にしたとき、一方の世帯が占領してしまうことで、もう一方の世帯が使いずらくなります。バスルーム等を共用する場合、掃除の負担が子世帯に集中することがあります。

建築コストが高くなってしまう
両方の世帯にキッチンと浴室を設置すると、共有型のように建築コストを下げることができなくなってしまいます。

お互いに依存心ができてしまう
生活の距離が近いと、共有部分の掃除や家事を一方の世帯が担うことがあります。
家族間でルールを作り、お互いに協力する生活が理想的です。

ハイブリッド型の間取りは、同居型と独立型の両方のメリットを併せ持っているため、デメリットも相殺される場合があります。例えば、独立型同様にプライバシーを確保しながら、同居型同様にお互いの手助けや支援がしやすいというメリットがあります。

二世帯住宅の間取りの成功ポイント

家を建てる際には、家族構成やライフスタイルに合わせた間取り設計が重要です。
家族の人数や年齢層、生活スタイルや趣味嗜好、将来のライフプランなどを考慮することで、家族が快適に暮らせる住まいが実現できます。帰省する兄弟の事も計画に入れる必要があります。

将来のライフプランにも配慮しましょう。
介護を想定する場合は、より慎重なプランニングが必要になります。

親世帯が住むスペースは、バリアフリー設計と1階に配置することが望ましいです。
1階に寝室やトイレ、浴室を設けることで、移動が容易になり、介護に必要な設備をスムーズに利用できます。

  • 車椅子が通りやすいように、部屋の出入り口や廊下の幅を広めに設計する。
  • 親の寝室の床はフローリングがオススメ(掃除がしやすい)
  • 重介護の場合は、8畳以上の部屋で真ん中にベッドを配置する
  • 玄関ドアはリモコンキーやスマートキーを活用する
さと
さと

訪問リハビリは、リビングや寝室を使わせていただきます。
玄関から、親世帯の寝室に行くとき、子世帯のスペースを通らずに行けるようにすることがポイントです。

介護やすい住宅を計画するには、玄関の広さと高さが外出のしやすさに直結します。
玄関に椅子型昇降機をレンタルし、一人で移動できるようにした住宅があります。
介護を「減らす」ことができました。
随時、介護量を減らす間取りや福祉用具の紹介します。

ライフスタイルに合わせた間取りの工夫

ライフスタイルに合わせた間取り設計は、暮らし方に合わせた住宅を作ることができる大変重要な要素です。
例えば、「お友達を家に招くのが大好きな両親」「買物が大好きな両親」は、寝室や収納スペースの確保などが必要になります。

介護を想定した設計

「寝室とトイレ距離」「トイレの広さ」が重要になります。
これまで、夜間に2~3回トイレに行く高齢者、トイレ狭いために介護負担が増大した家族を見てきました。「手すり設置」や「廊下幅の広さ」や「コンセントの位置」など細部にこだわる必要があります。

  • トイレ介護<広さ 便器の向き ドア 手すり設置>しっかり検討してください
  • ウォシュレットは、設置してください
  • 訪問リハビリで、よく見る手すり設置場所は「玄関」「浴室」「階段」

子世帯の生活スタイルによって、親世帯だけが家にいることがあります。
共有型やハイブリット型は防犯も意識して設計する必要があります。

個室と共有スペースのバランスの取れたデザイン

個室と共有スペースのバランスは、住宅の設計において重要な要素の1つです。
個室が多すぎると家族の交流が減り、共有スペースが少なすぎるとストレスがたまりやすくなります。

介護する親は、共有スペースで家族と一緒に過ごすことが多くなるでしょう。共有スペースが広く、使いやすい家は、介護する親と家族のコミュニケーションがスムーズに行われ、ストレスを軽減することができます。介護する親が快適に過ごせる家は、家族全員の生活の質を高めます。

両親
両親

家族みんなで、ワイワイする夕食の時間が楽しい。

親の介護のために、訪問系介護サービス(介護ヘルパーや訪問看護や訪問リハビリ)を利用するとき、親世帯のスペースのみを使用して介護が受けられるように設計すると、子世帯の負担の軽減になります。介護を受けている横のリビングでは、くつろぎにくい事があります。

二つの住空間のプライバシーの確保

親世帯には「独立した寝室」「夜間にも使いやすいトイレ」を設計します。
廊下は足元のライト、トイレにセンサーライトを検討してください。
また、親世帯と子供世帯の間には、共有スペースとしてリビング・ダイニング・キッチンを設け、十分な距離感を保つことでプライバシーの確保につながります。

さと
さと

建築した後で「後悔」しないように、性格や個性もあわせて間取りの検討を行ってください。
せっかくの新築だからと言って、夢を詰め込みすぎないように注意です。
私の希望は、子世帯のリビングを作り天井を高くすることです。

  • LDK 音とニオイが発生する
  • 親の寝室 ニオイが気になる場合あり

音やニオイの問題も考慮する必要があります。LDKは、音とニオイが出るので寝室とは離れるように間取りを検討しましょう。
親の寝室のニオイ考慮した設計も考えてください。トイレへの移動ができない場合は、寝室にポータブルトイレを設置することもあります。

住宅設備や収納スペースの共用・独立の考慮

ハイブリッド型の二世帯住宅においては、住宅設備や収納スペースの共用・独立の考慮が重要となります。共用の設備やスペースは、節約効果が期待できます。

さと
さと

私がオススメする住宅設備です。

  • 断熱性の高い窓
  • オール電化住宅
  • 太陽光発電
  • 電動シャッター雨戸
  • 食器洗い乾燥機
  • 玄関リモコンキー

電動シャッター雨戸は、寒い冬の朝に外気に当たらずに開閉できるのがメリットです。
まだまだあります。また別の記事で紹介しますね。

介護する親がいる場合、設備やスペースの共用・独立のバランスを考慮することがより重要となります。例えば、車いすや杖を使用するようになった場合、共用スペースに物が置かれていたりすると移動が困難になってしまいます。

介護に必要な用具(歩くための歩行器)や備品(紙おむつ)を保管するスペースも必要となるため、独立したスペースが必要になる場合があります。

このような点を考慮して、共用スペースと独立したスペースを適切にバランスを取ることが必要です。

建築する構造によって、間取りが変わる

二世帯住宅を建築するときは、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」の3種類から選択することになります。ハウスメーカーや工務店によって、建築できる構造が違います。

構造特 徴
木造日本では伝統的に多く使われている構造です。木材は自然素材であるため、湿度や温度に応じて調湿効果があります。在来軸組工法・ツーバイフォー工法があります。
鉄骨造鉄製の柱や梁を組み合わせて構造体を作る構造です。鉄は木よりも強度が高いため、柱や壁が少ない大空間や大きな窓を付けることができます。重量鉄骨と軽量鉄骨があります。
RC造コンクリートに鉄筋を入れた構造で、高い強度で、耐火性や防音性にも優れています。
さと
さと

現代は、構造計算によって強い木造住宅ができるようになっています。
リーズナブルなてRC造住宅が販売されています。
木造住宅、鉄骨住宅、RC造で比較することをおススメします。

ハウスメーカーによって得意な構造が違います。
二世帯住宅は、広い家・3階建て・地域の特性に合った住宅など比較が必要です。
いくつかのハウスメーカーに一括資料請求して、パンフレットを見るだけでも楽しいですよ。
私のおススメは「持ち家計画」です。

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ハウスメーカー選びで注意するべき事

二世帯住宅を建てるときに、「建築会社選び」と「担当営業・設計士」は、重要なポイントです。

【ハウスメーカー VS 地元工務店】
「住宅展示場」に行けば、一度にたくさんのハウスメーカーの住宅を見ることができ、パンフレットもいただけます。地元工務店、気になる会社はあるけど品質が心配。

さと
さと

建築会社の選定は、お金、設計、生活、アフターサービスに関わっています。
メリット・デメリットを理解して計画をすすめましょう。
営業マン・設計士の見分け方を紹介した記事はコチラ

二世帯住宅は、担当する営業マン設計士によって大きく変わります。
この記事では、以下の2点を解説しています。

  • 営業マン・設計士の見分けるポイント・質問
  • 素敵な営業マン・設計士に出会う方法を紹介

土地購入から二世帯住宅をスタートする人はコチラ
土地の購入のときに、売主に対して価格の交渉について紹介した記事
実は、交渉は「価格」だけでなく「解体」「手付金」も可能です。

土地購入の交渉条件を解説

土地を安く買いたい人は、コチラの記事がおすすめです。

二世帯住宅が節税対策になる?

二世帯住宅を建てたときの不動産取得税や住んでいるときには固定資産税を節税することができます。
親が他界したときに、「小規模宅地の特例」を利用すると相続税の節税効果があります。

住宅建築や土地の購入にはたくさんの税金がかかります。
「登録免許税」「印紙税」「固定資産税」「不動産取得税」等の税金については別の記事で紹介予定です。

二世帯住宅は売却できます

あなたが建てた二世帯住宅は、売却することはできます。
売却価格は、需要と供給のバランスで決まります。
中古の二世帯住宅を欲しい人が多ければ高額で売却できますが、注文住宅で建築した住宅の場合は、同じような生活スタイルの買主が見つかるかどうかです。住宅の地域性や立地、街の雰囲気によって変わってきます。

これから建築する二世帯住宅に住まなくなる計画はありますか?
売却しやすい二世帯住宅を建築することは可能だと思います。

まとめ

【介護する親と一緒に住む】二世帯住宅の建て方を紹介しました。

二世帯住宅のメリットまとめ

  • 共有型 建築コストとコミュニケーション
  • 独立型 プライバシー確保と将来の活用方法
  • ハイブリッド型 適度な距離感と間取りの自由度が高い

これから二世帯住宅を建築する方に、「自分に合ったハウスメーカーの選び方」や「訪問リハビリがおすすめする親の介護サービスの選び方」などの情報を発信する予定です。

親世帯と子世帯の生活スタイルは違います。
いつまでも仲良く生活するには、お互いを尊重する気持ちが大切です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、二世帯住宅を建築する方に向けた情報発信を行っています。
また、理学療法士の視点から、親の介護の負担を軽減する方法を紹介しています。

ご質問、お問い合わせは「お問い合わせ」からお願いします。